シンボルツリー入居8年後の考察。種類、メンテナンス以外にもう1つのポイントが!!造園業者の方に教えていただきました。
嫁です。
注文住宅で家を建てるときに、シンボルツリーとして木を庭や玄関脇などに植える方も多いのではないでしょうか。
我が家は新築時の外溝の時には庭には手を付けず、入居後に楽天でシンボルツリーとしてアオダモを購入。一旦自分で植えましたが、1年少し後に新築時とは別の業者のにお願いしてウッドデッキと共に庭の芝生や植栽をお願いし、その際にアオダモをバランスのいいところに移植しました。
一次外溝は建築中〜入居後に一条工務店提携のN社にお願いしました。たまたま見つけた土地の形や建ぺい率の都合で庭が出来たような流れだったので、当時は庭には執着がなく玄関やカーポートなどの工事をお願いし、庭は土のままにしました。とりあえずゆっくり考えて、後々DIYでグランドカバーでも植えてベンチを置くかなぁ…などと漠然と考えていました。しかし、入居後数ヶ月放置ししていると…
雑草が
めちゃくちゃ
生える!!
…そう、雑草がもりもり生えるのです。主人は庭に全くといって興味がなかったので私がどうにかしようとしていたのですが、当時幼児だった息子に手もかかるは仕事もあるはで…
やってられないっっ!!
と主人に迫り、新築翌年(色々減税とかある年✨)に二次外溝の予算をゲット。庭があったらあったで興味も湧いてくるもので(ただし私限定)、ウッドデッキと植栽をとお願いしたのが木ごころと言う造園業社でした。
こちらはガーデニング本で見つけた一条提携ではない業者で、名前の通り造園が主の会社です。気になっていたところがあったの施工後6年経った去年の冬に、メンテナンスをお願いしました。
当時庭のデザインをお願いした女性のガーデンデザイナーさんはもういらっしゃらないようですが、庭の施工をそのデザイナーさんと2人でして下さったガーデナーのTさんが来てくださいました。
まずシンボルツリーについて説明をしますと、選ぶにあたって2つのポイントがありました。
1.木の見た目など
家の雰囲気に合うかどうか。アイスマートにはモダンな雰囲気の木が合いそうに思いました。庭の端ではなく比較的建物に近いところに植えようと思っていたので、冬は日が室内に入るように落葉樹を選びました。
2.メンテナンスが楽なこと
当時は仕事が忙しくかつ子供が小さかったためとにかく手をかけなくてもいいものを選びました。シマトネリコなども素敵だなと思っていたのですが、成長スピードが早く剪定の頻度が高くなるので断念。美味しい実のなる果樹も虫などが気になるしタイムリーに収穫する自信がなかったので避けました。
2つの条件に合うアオダモを選んで庭を作ってもらい数年が経った感想は、とにかく成長スピードがゆっくりであまり剪定が必要なくて楽だということ。1.5メートルくらいのものを購入して育てたのですが、剪定は1年に1回程度。最初の2年くらいは何もしなかったと思います。
虫に関しては毛虫などはついたことはないのですが、カイガラムシが少しついていることはありました。うちの庭はかなり日当たりが良いのですが夏場に葉水をしないで放置していたらどうも葉焼けを起こしたようで葉が落ち、それをよく見るとカイガラムシが少しついていました。翌年から葉水をすると葉が落ちることもなく生育も順調でした。
なぜかメンテ後の今年にコナカイガラムシ(以前みたカイガラムシとはおそらく別の種類)が少々目立つ感じについてしまったのですが、ついた部分をカットして処分とりあえず手元にあったオルトランを根本にまいて様子をみました。オルトランはカイガラムシに効くとは書いていないのですが、冬のメンテの時に「虫などが気になったらとりあえずオルトランを土に撒いて様子をみるといいですよ〜」と聞いていたので試してみました。その後見かけることもなかったので、おそらく大丈夫だと思います。
住友化学園芸 殺虫剤 家庭園芸用GFオルトラン粒剤 200g
スプレータイプではなく、土にパラっとまくタイプなので使いやすく重宝しています。花や野菜、芝生にも使えるので1本持っておくと便利だと思います。
とにかく虫が目立ってついたのは今年くらいでしょうか。剪定+αのメンテが木の負担になってしまったのか、新芽の時期にたまたまコナカイガラムシが飛んできてしまったのか。すぐに見つけて治りましたし、虫ですごく困ったという感じではなくまあ許容範囲かなと思います。
さてこの記事の本題、まずは木ごころさんに来ていただいた理由です。
アオダモ理想の形
ネットや本で見たアオダモは緩やかにカーブした幹がスッと縦にのびたスマートな形、買った頃のアオダモも小さいながらも同じような形をしていました。
我が家のアオダモ
が、我が家の成長したアオダモは横に広がってなんだか想像とは違う…。縦長シルエットのはずのアオダモが成長するにつれてあまり縦長でもなくなって横に広がって、他の植栽との兼ね合いで少々邪魔になってきたのですが、自分ではどう対処していいのかもわからず来ていただきました。
木が今のような形になってしまった原因は、1.5メートル程度のアオダモの木というのはまだまだ子供の木で樹形が定まってはおらず、環境に順応して広がってしまったとのことでした。日がよく当たり障害物がないうちの庭のようなところではその環境に合わせて、元気にすくすく広がってしまうとのこと。
「そういえば、庭を作っていただく時に山採りの紅葉を勧めていただいたのですが、そういう山採りのものであればこうはならないということでしょうか!?」
「はい、そんな感じですね…」
庭のデザインをしていただいた時に、ガーデンデザイナーさんに山採りの紅葉を勧めていただいたことを思い出しました。値段も随分高かったし、小さな紅葉の苗を既に持っていたので採用しなかったのですが、さりげなく後々困らないように勧めて下さっていたようです。
山採りの木というのは、山の斜面などで育った木で斜めになっていたり面白くてかっこいい樹形のものがあると当時聞いていたのですが、実は日当たりが悪いなど過酷な環境で育った大人の木なので、植えた後もあまり大きくならず樹形も固まっていて、アオダモの場合であっても今回のようなことにはならないそうです。
ああ…
うちのアオダモは
このべろ〜んと
広がったままなの!?
小さな木を自分で手に入れれば安いしと安易に考えていたのですが、やはりお値段なりの理由があったとは…。でも、入居した年の冬に買って以来うちにいるアオダモは既にうちのかわいい子だし…。
「あ、対処する方法はありますよ。」
と、木ごころのTさん。
そうすると木を理想の形のイラストのように寄せて固定。このまま当分置いて(おそらく年単位)、木を矯正するそうです。
固定方法は木や周りの状況次第でロープや添木など様々。木が硬くなってしまうとこの方法も出来なくなってしまうそうなので、思い立って相談してよかったです。
ちなみに害虫や病気に対しても子供の木の場合はどうしても弱くなってしまうそうで、そう思うと山採りの木って良いところだらけなんですね。ただ、家と同じでコストと性能(!?)のバランスをどのように取るかはその人次第。これと決めたのであれば幸せにな関係を作っていくのが一番というのは、家も植物も同じだなぁと思いました。
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