イギリスの名門デビッド・オースチンのイングリッシュローズガーデン(大阪府泉南市花咲ファーム)に行ってきました。
嫁です。
先日、法事のために大阪に帰ってきました。
大阪…
大阪といえば
デビッド・オースチンの
イングリッシュローズガーデンが
あるじゃないか!!
コロナ禍以降、ガーデニング熱とりわけバラ熱が爆上がりしておりまして、せっかく帰省するならとイングリッシュローズでお馴染みのデビッド・オースチンのローズガーデンを訪れました。
デビット・オースチンとは?
バラの育種家。デビット・オースチン・ローゼスは彼が設立した会社で、イングリッシュ・ローズの育種と生産を行なっているイギリスの会社です。あまりバラに詳しくない方でもイングリッシュ・ローズという名前を聞いたことがあると思います。この名前は単なるイギリスのバラという意味ではなく、この会社で育種しているバラ=イングリッシュ・ローズで、ブランド名といったところでしょうか。
写真は今回訪問した際に私が撮影したものです。咲き始めの小さな花ですが、このような花弁が多くオールドローズのようなナチュラルな雰囲気を持ちつつも、耐病性や返り咲き性・色・香りなどが進化したバラがデビット・オースチンのイングリッシュ・ローズです。
デビッド・オースチンのイングリッシュローズガーデンへのアクセス
最寄駅はJR阪和線の和泉砂川駅もしくは南海本線の樽井駅で、私は和泉砂川駅から行ってみました。5月にある春のローズフェスティバルの時には和泉砂川駅と樽井駅の両方から100円で乗車できるシャトルバスが運行されるようなのですが、今回は残念ながらタクシーで。
https://www.davidaustinroses.co.jp/pages/薔薇園
こちらの公式ページのアクセス方法に「タクシーで10分」と書いてあり、確かにタクシー乗り場はあるのですがタクシーが1台もなかったので、大阪第一交通泉南営業所(配車専用電話番号 連絡先:0570-050-152)に電話をして配車をお願いしました。地図を見ると1つ和歌山寄りの和泉鳥取駅の方が近く見えたので、タクシーに乗った際に運転手の方に聞いてみたところ、やはり距離的にはそちらの方が近いそうです。ほぼ同じくらいの距離で、大阪市内や空港など来る人から見ると和泉砂川駅が近いことと、タクシーが混んでいなければ和泉砂川駅にはタクシーが停まっていることもあるから、最寄駅と案内されているのではないかとのことでした。
タクシー代は行きの和泉砂川駅からが1,720円、帰りの和泉鳥取駅へは1,640円と確かにあまり変わりませんでした。1駅乗る時間&電車賃を考えると和泉砂川駅経由が正解のようです。というか合計3,360円って、イングリッシュ・ローズ(他よりちょっと高い)以外だったら、ブランドローズの苗が買える…いや、聖地「デビッド・オースチンのイングリッシュローズガーデン」ヘ行く体験が宝なのでいいのです!!
2022年秋のローズフェスティバルの期間と営業時間
日程 10/15(土)~11/13(日)
※期間中は土日祝も営業
営業時間 10時~16時
会期終了の11/14以降の冬場は土日祝はお休みなので注意が必要です。
レストランや売店はあるのか?
レストランはありません。売店(プランツセンター)はバラ苗とバラ関連のグッズのみの販売です。私は、駅前のスーパーで小さなお弁当を買ってベンチで食べました。ゴミは各自持ち帰りとのことです。
ついにデビッド・オースチンのイングリッシュローズガーデンに潜入!!
前置きが長くてすみません。いよいよ中に突入です。
◆ まずはイングリッシュローズガーデンへ ◆
道路を挟んでイングリッシュローズガーデンとプランツセンター(売店)があるのですが、まずはイングリッシュローズガーデンへ。ああっ、デビッド・オースチンの看板が…それだけで、満足してしまいそうなくらい感慨深いです。
すでに大苗で予約済みの「ブリング・ミー・サンシャイン」の香りを嗅いでみたくて探すも、名前のタグがないものが多く。Instagramで既に育てている方の投稿を見ていると「オレンジ」という方も「思いっきり黄色」という方もいて一体どんな色なんだろう?とつい探してしまうのですが、この写真の黄色はオレンジ寄りではなくレモン色に近いので、多分違いそうです。
株がまだ小さいので比較的新しい品種かもしれません。そうであれば「ザ・カントリー・パーソン 」でしょうか!?
家も花も
すでに買ってしまったものを
確認したくなるのはなぜ!?
予約済みの花をつい探してしまうのは、設計が終わった家の情報を着工前に見てしまう心境となんとなく似てるなぁなんて思ってしまいました。「待ち遠しい」気持ちと「これでよかったのか?」と確認をしてしまう気持ち。2つの気持ちが入り混じるこの待っている時間がとても貴重で、実際に手にした時の喜びを大きくします。
100%の成功や100%の失敗なんてものはなく、自分がどう付き合っていくかで生活の幅や喜びは変わっていきます。高気密高断熱もデザインも全振りでどちらかではなく、自分の出来る範囲で自分たちなりのバランスで追求すればいいと「家は性能」な一条工務店の家に住んでいても思います。手に入れた後は工夫…でも、花の現物を探してしまう矛盾 笑。
この白い花も素敵。「デスデモーナ」でしょうか?(タグなしのため推測 笑)
ローズフェアの会期頭に行ったので、まだバラはまだまばらにしか咲いていなかったのですが…
ふわっと
なんともいえない
いい香りが
こんなに少しの花で香るイングリッシュローズ…噂通り香りの良さはさすがです。家に既にあるバラはフランス・ドイツ・イギリス(別のブランド)・日本と色々あるのですが、イングリッシュローズは初です。バラに夢中になる以前のコロナ禍前、漠然とバラを眺めたり香りを嗅いでいた頃には香りの強さや質とバラのブランドなどが紐付けされておらず。「これがイングリッシュ・ローズ」と意識的に初めて嗅いだ香りはやはりバラ界の王者のそれでした。
ダマスク・ティ・フルーツなど花によって違いは一応あるのですが、複雑で香り高い香水のような印象を受けました。我が家で最初に買った初心者向けの定番「アイスバーグ」はティの爽やかな軽い香りで取っ付きやすくて好きなのですが、イングリッシュローズは重厚感があるというか大人というか…バラを育てはじめてかれこれ7年になる今、「私が今欲しい香りはまさにこれ」と嗅いだ瞬間思える香りでした。早く来年の春にならないかなぁ…。
休憩しつつバラを眺めるためのベンチが園内のそこかしこにあります。この池の近くにあるベンチ自体も様になってて素敵です。
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鯉という「和」の要素とバラの組み合わせも楽しいですね。和風・洋風と四角四面に決めてしまうのではなく、好きなものや縁のあるものを組み合わせて調和させる面白さを感じました。
大きめのローズヒップ(バラの実)。ハーブティの材料の定番ですが、薬を使っているし種が欲しい訳ではないので株の栄養のために我が家ではさっさと花柄を取ってしまっていたのですが、実がなっている風景も秋らしくて素敵なので今年は少し実を残してみようと思いました。
◆ プランツセンター(売店)へ ◆
ローズガーデンを出て道路を渡り正面の門から見た外観です。こちらにもバラがたくさん✨我が家のような小さな庭では難しいですが、同じ品種を並べて植えるのもかっこいいですね。
お店の方が忙しそうで声をかけられず中の写真はなしですが、ガーデニンググッズやローズオイルを使ったコスメ・バラの絵の絵葉書やティーカップなどバラ好きにはたまらないラインナップでした。
ローズソイル(培養土)や大鉢などの資材がバラ苗と共に置いてありました。外壁に木が貼ってあるので無機質ではないのですが、そこにバラ苗の緑が入ることで生き生きとした雰囲気になっています。園芸グッズをこういう感じにさりげなく庭の風景に馴染ませたいです。このテイスト、うちの庭にも取り入れていきたいです。
売店の建物の前の広場には販売用のバラ苗が並んでいます。かわいい銅葉のこの苗は!?と見ると、予約済みのレディエマハミルトン✨(もう一株予約しています 笑)
花そのものの良さもさることながら、花のつき方や花と葉の色のバランスがいいかどうかも鉢で育てるには重要なことが最近の実感でして、その点でこのレディエマハミルトンはかなりいいことを現物で確認できました。(また、買ったものを後で確認 笑)香りのいいこと・花姿の良さでロザリアンの方の中では評判が良さそうなのですが、こちらの品種は廃盤予定リストに入っているらしく(変更の場合もあり)、確実に手に入れたいのであれば2023年じゅうに購入するしかないという情報を聞いたので、先日予約しました。
花苗コーナーの奥にはポッティングアップ(鉢増し)のレクチャーが行われているコーナーがありました。遠目に見ていたのですが、その後公式SNSで見学は無料ですとの告知があったので、遠慮なく近くで見ればよかったです。
楽しく見て回っているとあっという間に帰りのタクシーの配車をお願いしている時間に。後ろ髪を引かれる思いでしたが、「次は春に来る」と密かに決意をしつつイングリッシュローズガーデンを後にしました。
開催は11/13日までですので、お早めにぜひどうぞ。
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